アメリカ環境保護庁、温室効果ガスインベントリ(1990-2016年)を公表


 アメリカ環境保護庁(EPA)は、温室効果ガス(GHG)排出量・吸収量インベントリ(1990-2016年)報告書を公表した。それによると、2016年にアメリカで排出されたGHGは合計65億1100万トン(CO2換算)で、前年(2015年)比で約2%、2005年比で11%減少した。減少の理由は主に化石燃料の燃焼による排出が減ったことにあり、発電部門での石炭から天然ガスへの燃料の切り替えや、暖冬による住宅・商業部門での熱需要の減少など複数の要因が働いたという。
 同インベントリは、EPAが1990年から毎年、CO2やメタンなど7種類の主要GHGの排出量を排出部門やGHGの種類別にまとめている。2016年は、排出部門別では輸送と発電がともに28%を占め、GHG種類別ではCO2が81%、メタンが10%であった。インベントリではこのほか、森林や土壌の炭素吸収によって大気から取り除かれるCO2の量を算定している。インベントリは国連気候変動枠組条約に従って条約事務局に提出される。【アメリカ環境保護庁】