ドイツ、経済報告書が公表、ドイツの環境経済は重要な経済要素


 ドイツ連邦環境庁は、報告書「2015年ドイツ環境経済」を公表した。報告書は、ドイツ連邦環境庁がドイツの環境経済の発展について2年ごとに公表しているもので、環境保護は、依然、ドイツにおける重要な経済要素の一つとなっていることが示されている。ドイツの環境製品は全世界で使用されており、全ての環境分野において高い需要を持っている。2015年にドイツ企業が製造した環境保護を目的とした製品額は830億ユーロであり、この額は2013年(816億ユーロ)から若干増加しており、全産業製品の6%に相当するという。特に、風力エネルギー設備や太陽エネルギー設備等の気候保護関連の製品は全環境製品額の40%を占めているとしている。また、太陽エネルギー利用設備の取引のシェアに関しては、中国(16.2%)に次ぐ2位(13.5%)となっており、国際競争力も増加している。国際競争力の評価では輸出だけではなく輸入も重要であるが、ドイツ企業の製品はドイツ国内において外国産の製品と競合しており、特に太陽電池ではこの傾向が顕著であるという。一方で風力発電においては、ドイツ企業の製品は、これまで通り、外国市場においても高いシェアを持っているとしている。また、環境保護のための測定・調整技術や廃棄物・排水処理技術の分野では、ドイツ企業が伝統的に強いことも明らかになった。クラウツベルガー長官は、「ドイツ企業は早くから高い環境政策基準に対応してきたことから、よい位置につけている。ただ、EUの定める低い基準を適応していたらこの地位は失う。技術革新を進めるために我々はより厳しい環境法を必要とする。そのためにも、EUとドイツはともに対応策を進めていく必要がある」と述べた。【ドイツ連邦環境省】