日本政策投資銀行、東レに「環境格付」融資を実施、最高ランクと特別表彰を付与


 日本政策投資銀行(DBJ)は、東レに「DBJ環境格付」融資を実施した。最高ランクとなる「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」の格付けと併せて、特に優れたモデル企業だけが該当する特別表彰を付与した。東レが「グリーンイノベーション製品」として展開する環境配慮型製品の販売拡大の取り組みなどを高く評価した。

 東レが最高ランクを取得するのは2年連続となる。2011年に始めた長期経営ビジョンで持続的な収益増を目指す中、中期経営計画の見直しに合わせて定めた新CSR(企業の社会的責任)ロードマップで重要課題を再特定し、新たに水処理貢献量の重要達成指標(KPI)を設定するなど、経営戦略とCSRの融合を進めている点が認められた。

 原材料調達から生産、流通、使用、廃棄までの環境負荷を定量評価する手法のライフサイクルアセスメントなど、独自基準でグリーンイノベーション製品を定め、売上高とCO2削減貢献量の拡大を定量的な目標として打ち出している。加えて、研究開発費の重点配分を含め同製品の成長戦略を分かりやすく開示していることが評価された。

 グループ企業でサプライチェーン(供給網)の管理を含むCSR施策を浸透させようとしている点も認められた。東レは今回の格付けと受賞を弾みに、今後も社会的課題の解決を図る活動を推進する。DBJ環境格付は、DBJが開発した格付けシステムで企業の環境経営度を評点化して優れた企業を選定し、得点に応じて融資の条件を設定する。

【東レ株式会社】