国連気候変動枠組条約、2020年までの気候政策の具体的方法をまとめ発表


 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、今から2020年までの間にとりうる現行または新規の気候政策を具体的に示した報告書「Summary for Policymakers(政策決定者向け要約)」を作成した。報告書は、温室効果ガスの排出削減策と、気候変動の影響に対する適応策をまとめた優良実践方法を示し、2020年までの間に各国が応用するよう促している。報告書は2017年5月にボンで開催された、気候変動の緩和と適応に関する技術専門家会合(TEM)の提言を基に作成されたもので、「世界気候行動のためのマラケシュ・パートナーシップ」の一環である。気候変動枠組条約のハイレベルチャンピオンでもあるモロッコのエネルギー・鉱山・水・環境大臣と、フィジーの農業・村落離島開発・国家災害管理大臣によると、この報告書の目的は、「2020年までの間に、各国が非国家主体と協働し、国の事情に合った政策や行動を導入あるいは拡大できるよう情報を提供すること」にある。両大臣は「これが気温上昇を2℃より十分低く抑えるという目標達成への道を開き、人々と生態系の適応と回復の能力を高め、さらには2020年以降のより野心的な行動の強固な基礎を築くことになる」と述べている。【国連気候変動枠組条約】