ノルウェーのアーレンダール市、気候中立都市の実現を約束


 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)によると、ノルウェーのアーレンダール市は、国連の「Climate Neutral Now」イニシアティブに自治体として初めて参加し、気候中立都市の実現を約束した。温室効果ガス(GHG)の排出量を可能な限り抑制し、避けられない排出はすべて相殺措置をとるという。
 パリ協定の目標を達成するには、21世紀後半のうちにGHGの排出量と吸収量を均衡させる「気候中立」を達成しなければならない。アーレンダール市は従来からGHG排出削減に先駆的に取り組んでおり、市政の運営では2008年から気候中立を達成しているという。同市はこれまでに、暖房用の燃料油使用の段階的廃止、効率的な電気技術の利用、移動による排出の削減のためのオンライン会議活用などを実施している。今後は市全体の気候中立を目指して、バイオ燃料と電気自動車の利用拡大による交通関係の化石燃料使用の削減、エネルギー効率の改善や再生可能エネルギーによる電気の購入などを予定しているという。
 世界全体で、エネルギー関連GHG排出の約70%を都市部が占めるなど、都市の気候行動はパリ協定の成功に不可欠である。UNFCCCは同市の約束を歓迎し、他の都市にも同イニシアティブへの参加を促している。【国連気候変動枠組条約】