アメリカ海洋大気庁、カナダのブリティッシュコロンビアで森林火災が頻発していると報告


 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、カナダ西部のブリティッシュコロンビア州で、高温・乾燥により頻発している森林火災について報告した。同州当局によると、2017年7月末現在、同州で130件以上の森林火災が発生している。4月以降に発生した森林火災は計825件で10万5000エーカー以上を焼失し、避難者は7月中旬のピーク時に過去最大規模の4万5000人以上に及んだという。
 CBC(カナダ放送協会)ニュースでは、2017年は同州のこれまでの焼失面積が過去56年間で最大と分析。強風、高温、乾燥が続くなか消火活動が続いているが、同州南部で熱波が長引くと予想され、8月第1週も森林火災のリスクが高いと見られる。
 カナダは世界で2番目に森林が多い。今後の森林火災についてグローブ・アンド・メール紙が取り上げた最新の研究では、人間活動が原因の気候変動による高温・乾燥がカナダの森林を乾燥させ、火災の拡大と強度の増加をもたらすと説明。火災の強度が10%増加すると焼失面積は2〜3倍になるという。また今後も温室効果ガスを従来通り排出した場合、21世紀末までに森林火災が起きやすい条件の日数がカナダ西部で50%以上増加すると分析している。【アメリカ海洋大気庁】