国連環境計画、中国金融サービス会社の温室効果ガス排出削減アプリの成果を報告


 国連環境計画(UNEP)は、中国金融サービス会社Ant Financial社が提供している温室効果ガス排出削減のためのアプリの成果を報告した。同アプリは、店舗に移動せずにオンラインで精算した場合や、車で移動せずに地下鉄で移動した場合など、ユーザーが環境に優しい選択をした際に得点が加算される。ユーザーは得点をもとにソーシャルネットワーク上で友人と競い合いながら仮想の樹木を育てられる。仮想の樹木が成長すると内モンゴル自治区の砂漠に実物が植樹される。ユーザー数は、公開からわずか9か月で同社の4億5000万人のユーザーの40%以上である約2億人に達し、選択が変化したことで2017年1月末までに15万トンのCO2排出を削減、100万本以上の樹木が実際に植樹された。UNEPは、アプリは持続可能な開発のための金融技術の可能性を示すもので、パリ協定や持続可能な開発目標のようなトップダウンのアプローチをこの種のボトムアップのアプローチで補うことが重要だと指摘した。【国連環境計画】