欧州環境庁、再生可能エネルギーがEUのエネルギー消費量に占める比率は増大と報告


 欧州環境庁(EEA)は、EUのエネルギー消費に占める再生可能エネルギーの比率が着実に増大し、EU全体で2013年の15%が2015年には16.7%に増え、2020年までに20%に増やすとするEU目標達成に向けて順調に進んでいると発表した。2015年に追加された全発電容量のうち再生可能エネルギーの比率は77%だったという。
 報告書によると、2005年以来の再生可能エネルギーの増加により石炭や天然ガスによる火力発電を大幅に減らすことができた。再生可能エネルギー消費が2005年の水準のままの場合と比べると、2015年までにEU全体で化石燃料の消費と温室効果ガス排出量を約10%削減できたことになるという。また、世界の再生可能エネルギーへの投資は着実に増加しており、2005年から2015年までの10年間に世界の設備容量は2倍に増えている。EUは設置済み容量では中国に次ぐ世界第2位だが、関連雇用の比率を見ると日本や中国はEUを上回るという。報告書は、2050年までに持続可能な低炭素経済に移行するというEU目標を達成するために、EUとその加盟国は気候とエネルギーへの取組みをいっそう強化する必要があり、適切な政策の形成、モニタリングシステム、技術革新能力の向上などの重要課題は残っているとしている。【欧州環境庁】


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