アメリカ環境保護庁、2016年エネルギースター熱電併給システム賞の受賞者を発表


 アメリカ環境保護庁(EPA)は、熱電併給(CHP)システムで優れた成果を挙げた4つの施設に対し2016年エネルギースター熱電併給システム賞を授与した。高効率のCHP技術は発電時に生成する熱を捕捉し、CO2排出ゼロの空間冷暖房、温水、商・産業用蒸気に活用することでCO2などの大気汚染物質の排出を抑制する。今回の表彰対象は3つの医療関係施設およびメイン州の陸軍施設。発電と熱生産を別々に行う場合のエネルギー効率は一般的に50%未満だが、受賞施設のCHPは70〜75%の高効率を達成している。試算では、これら4つの施設を合わせると、個別発電で排出される大気汚染物質3800世帯分以上を回避でき、年間400万ドルのコスト減になるという。こうしたCHPシステムには、環境的・経済的な効果に加えて、電力供給が停止した場合でも系統電源に頼らず運転可能になるよう設計することもでき、信頼性のメリットもある。EPAはCHPパートナーシップを立ち上げ、エネルギー消費者、CHP業界、州政府や自治体、クリーンエネルギー関係者等と連携しながらCHP技術の普及促進を目指している。【アメリカ環境保護庁】


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