欧州環境庁、土地リサイクルはグリーン経済と生態系サービスの確保に有効と報告


 欧州環境庁(EEA)は、劣化した土地の「リサイクル」と利用の高密度化が土地資源を保全し、経済的にも生態系サービスの回復にも有効であることを新たな報告書「欧州の土地リサイクル」で指摘した。土地リサイクルは既開発地を再利用することで、工場跡地の汚染土壌を浄化して商業や住宅用地に転換する例や、舗装を剥がし緑地に戻す等の例がある。欧州の土地リサイクルは全体的には増加しているが、新たに開発され人工的な土地被覆が施される土地に比べるとわずかであることが、衛星データで示されている。土地は限りある資源であり、土壌は重要な生態系サービス(食料や水の提供、気候調節等)を提供している。しかし開発され、コンクリート舗装など不透水性の土壌被覆が施されると、栄養塩や水の循環が滞り、土壌の生態系の機能が損なわれると長く懸念されてきた。報告書は、土地リサイクルによって新規開発の必要が減り、また開発済みの土地も生態系状態の改善できるとし、土地利用の高密度化を同時に進めることで貴重な土地資源を守ることができるとしている。【欧州環境庁】


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