国際エネルギー機関、今後再生可能エネルギーの利用を増やすべき領域は熱と指摘


 国際エネルギー機関(IEA)は「世界エネルギー展望2016年版」のなかで、熱生産のためのエネルギーにおいて再生可能エネルギーの利用を増やす必要があると指摘した。今後5年間で、発電量に占める再生可能エネルギーの比率は28%に増えると予想されるが、暖房など熱のためのエネルギーに占める再生可能エネルギーの比率はわずか8%にとどまるという。建物向けの熱エネルギー需要の内訳をみても再生可能エネルギーの利用比率は9%のみで、このほとんどを普及拡大に課題が残るバイオエネルギーが占める。こうした中、注目すべきは年々導入が広がりつつある太陽熱を利用した温水暖房(SWH)である。SWHは、発展途上国を牽引役として2040年にかけて需要の伸びが最も大きい技術と予測されている。特に地域暖房などの用途で一層のコスト減が期待できるという。熱生産によるCO2排出量は世界全体の半分近くを占めており、同報告書は、気候目標達成のため、各国は再生可能エネルギーを利用した熱生産を推進する政策を実施する必要があると指摘する。【国際エネルギー機関】


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