カナダ、強力な温室効果ガスHFCの大幅削減に向けた新規制を提案


 カナダ環境・気候変動省は、ハイドロフルオロカーボン(HFC)の国内消費量を削減し、HFCを含む製品・設備の製造と輸入を禁止する新たな規制を提案した。これによりHFCの年間消費量は2036年までに85%削減できると見込まれる。2018年〜2040年の累積削減量はCO2換算で推定1億7600万トン。提案の柱は、HFCの大口輸入を段階的に削減すること、およびHFCを含む製品・設備に対して製品ごとに個別規制を設け、新たな輸入や製造を禁止することである。個別規制は、空調設備や冷却装置、家電製品、発泡製品、噴霧製品などの分野を対象とし、禁止以前に製造・輸入された製品の販売や使用は認められるという。HFCはCO2の数千倍に相当する強力な温室効果ガス(GHG)で、その増加率は年間10〜15%とGHGの中で最も大きい。カナダはパリ協定の実施に向けて鋭意取り組むなか、この提案が実施されれば温暖化によって生じる影響の60億ドル相当分が回避できると見込んでいる。また、環境に優しい冷媒や技術への代替が進むことで省エネが進み、消費者や企業の経済負担が減ると考えている。【カナダ環境・気候変動省】


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