石連、自主行動計画のフォローアップ状況を公表

エネルギー消費原単位の削減など目標を達成


International Environment and Economy Institute


 石油連盟は、1997年2月に策定した「地球環境保全自主行動計画」の2010年度末までのの実績報告をまとめ、3月6日に公表した。石連の発表によると、全国の製油所のエネルギー消費原単位は、1990年度比で16%改善したほか、産廃の最終処分量が90年度比で97.4%削減するなど、それぞれ目標を達成した。

 自主行動計画で策定した目標のうち、製油所のエネルギー消費原単位に関しては、2008年度から2012年度の平均値で1990年度に比べ13%低減すると目標を定めている。これに対し、2010年度の実績は16%改善し単年で目標値をクリアした。2008年度以降の削減率は、14%、16%、16%といずれも目標を上回っており、順調に推移している。2010年度の二酸化炭素(CO2)排出量は3963万tで、2009年度の3922万tから前年度比で1.0%増加した。

 製油所の産業廃棄物抑制・リサイクル対策に関する2010年度の実績は、産業廃棄物の最終処分量が1990年度比で94%以上削減という目標をクリアしたほか、2010年度の産業廃棄物の最終処分率が0.5%になり、「1%以下(ゼロエミッション)」という目標を達成した。具体的には、2010年度は製油所全体で57万4000tの産業廃棄物があり、うち28万9000tを再資源化、3000tを最終処分した。1990年度の最終処分量は9万9000tだったため削減率は97.4%、また最終処分率は0.5%で、ともに目標をクリアした。

 一方、製品を通じた温暖化対策では、植物由来のバイオエタノールを原料とする「バイオETBE」を配合したバイオガソリンの展開を加速している。バイオガソリンは2007年に販売を開始したが、2011年12月時点で取り扱い店舗数は2560カ所に拡大した。2010年度には国内2基目のETBE製造装置が稼働しており、2010年度は、原油換算21万kLのバイオ燃料を導入するという目標を達成している。石連では今後、2017年度に原油換算で50万kLのバイオ燃料導入を目指すとしている。

石油連盟 http://www.paj.gr.jp/

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